耐性が高ければこんな使い道もある!

nBit2009-05-21

耐性、耐性っていえば、殆どOCと結び付く感じな響きですが、これ…逆方向にも良いところが取れるんですよ。
 
OCではなくダウンクロック、略してDC!
 
結論から言うと、高耐性のCPUはDC環境でみても、低電圧で動作してくれる…と。
 

さて、発端は、今DESを使用して、省電力化を計っていたんですが、毎度の事「勝手に落ちる→でも一応機能はしている」「終了すると妙なエラーが出る」と言う感じで、特に何かができないとか自分の環境では支障はなく…でも気になっていたんですよ。
調べてみても、このエラーの招待が全く不明で、トラブってる方も結構いるようですね。
 
そこで、24時間マシンをATOM機にしようかと、あわせて何度か考えた訳ですが、今の環境で更に手を入れるとどうなるか、丁度良い機会なので試してみました。
 
殆どの項目において自動設定なのをベースクロック自体100MHzとか訳のわからないことはせず(これで動いても700MHzなので使い物にならず…)、速度はちょい落ちで、どこまで電圧を落とせるかに絞り込んで挑んだところ、こんな形になりました。
 
CPU XEON3040@1.86GHz(XP-120)
M/B GA-G31M-S2L(F10b)
MEM CFD PRO(Micron)PC5300 2GBx2
 
(以下変更点のみ、他はデフォルト)
CPUfleq 266→233MHz
FSB 1066→932MHz
CORE CLOCK 1.86→1.63GHz
 
VCORE 1.3125→1.0000V
 
CPUtemp(BIOS読み) 48→30度
変更前と変更後のCPU温度は激減。
 
内部システム(ケースファンやUSBバスパワーも含む)電力
ピーク 76(DES LV3/DF ON)→51W
アイドル 42(DES LV3/DF ON)→39W
 
当然といえば当然なんですが、DES使用時よりも電圧は落ちています。
何よりも、コア電圧は1.12Vで従来は供給されていましたが、落としこんでからは0.96Vで稼動していたということから、CPU温度が18度の減少に至った訳ですね。
 
後はシステムが落ちずに動けるのかどうか…なんですが、手っ取り早くCrystalMarkを走らせ(画像2枚目はデフォルト、3枚目はDC)、タイムリープぶーとべんちで画面サイズ1024X768フルスクリーン、AAx6、HDR/セルフシャドウ/ソフトフィルタ/被写界深度/バックハイライト/効果全付…というX300ではどうしようもない無茶な状況下でも完走(画像1枚目)。
 
FPSは5でしたがw
 
これでも固まらず、落ちずに動いていたので、良く動いたなー…と感心していたら、完走してからの20分後にアイドルで沈黙されました。
 
今現在ではVcore1.0Vから1ランク上げた1.0115Vで稼動させています。
この状態で24時間完走できれば、現在の用途では問題なしなんですが、さて、どうなるやら???
 
とまぁ…こんな感じで常にいっぱいいっぱい使う訳でもないのなら、支障にならない多少のDCで省電力化を計る方が良いようですね。