病室から見た風景

手術が完了したのは19時を回るかどうかのとき、約3時間で手術は完了した。
 
この光景を見るのは数年ぶりというかなんというか、前回のガン摘出手術以来。
 
体には無数な程の管や線が延び、4〜5本の点滴に輸血と、排尿パック等が上下に繋がっている。
既に麻酔は解けていたが、痛みはないらしい。
ただ、口が渇いているらしいが、水すら何も口にすることは禁止されているので、口の中を濯ぐことしかできない。
 
しかし今の医療器具って驚くものが多い。
時折、廊下には回診で看護師が持つのはノートPC。
主治医が使っていたデスクトップPCには、カルテデータや、CT等の画像、投薬履歴などがずっしりとオートメーションなシステム化になっていたが、そのシステムと同じシステムらしい。
ある程度権限管理がされているところなんだろう。
そのほか、父に繋がっている脈などを計測する装置が無線LAN化されていたり、病室には実質使えなくされているが、RJ45のLANコンセントが埋められている。
しまいには、TVがないなーと思っていたら、10インチ位の液晶で、ディスプレイアームが取り付けられていて、目の前で見られるようになっている。
ベッド用スポットライトもLEDだし。
有数のガンセンターらしいがホント、電子デバイス盛り沢山な所なのは驚いた。
今やこんなに違うのかと驚く部分が多々ある。

 
外を見ると既に夜で慎ましやかな夜景が広がっていた。
ろくなカメラ機能じゃないので、まともに撮影ができてないけど、6階ともあって広く見渡せる。
 
明日は休みをもらったので、細々とした用意は明日だ。