1156版

TDPが45Wと低いクアッドコアXeon、「Xeon 3400」シリーズが発売された。LGA1156に対応した製品で、「保証外だが普通のLGA1156マザーでも動作した」(ショップ)という。
今回発売された製品は動作クロック1.866GHzのXeon L3426で、実売価格は約3万円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
Xeon 3400シリーズは、Core i5/i7と同じLynnfieldコアを採用したサーバ向けCPU。実質的にはLGA1156版Core i7の低クロック/低消費電力版、ともいえる仕様で、8MBの3次キャッシュやデュアルチャネルのDDR3メモリインターフェイスを備えるのも同じ仕様。
CPUの発熱量に応じて動作クロックを通常よりも高めるTurbo Boost Technology(最大3.2GHz動作)やHyper-Threading Technologyもサポートしている。ちなみにLGA1156版Core i7の動作クロックは2.8〜2.93GHzで、TDPは95W。
ASUSMSIのP55マザーボードで動作?
実行スレッド数がクアッドコア×Hyper-Threadingで合計8スレッドにも達するこのCPUだが、気になるのは対応マザーボード
もともとがサーバ向けCPUのため、正式サポートがあるマザーボードはサーバ向けしかないが、ZOA 秋葉原本店では独自に動作検証。保証こそしないものの、ASUS P7P55DやMSI P55-GD65/CD53でBIOSまで起動することを確認したという。
低消費電力のマルチコア環境用としては、興味深い製品といえそうだ。
 
→これまた、XEON3040的な高OCができそうな予感