MMXだって頑張るよ!

MMXって何?という方もそろそろ居そうな時代錯誤なCPU。
正しくはPENTIUM MMXと呼ばれるCPUで今から10年前ものの年代物。
命令言語セットMMXを実装したPENTIUM。
こんなCPUが今でも通用するのかニコ生で試しました。
 
実機は専門学校時代に支給されたPentiuMMX-M233を搭載したFMV-5233NU/Y(生協モデル)。

メモリは標準32MBしかなく、HDDも3.2GBという遺産的スペック。
当然無線LANはなく、モデムすらない。
かろうじて有線LAN(10/100)が装備されていたので、何とかPCMCIAからの拡張LANカードを用意しなくても済んだ。
 
光学ドライブは当然CD-ROMのみで、こちらもかろうじてUSBが付いている。
元のOSはWIN98だったのを98SEにアップグレードしている。
流石にメモリは128MBを足したが、有効認識は96MBまでという状態。
 
さて、これでニコ生なんてできるのかというところではあるが、最後に使用してから3年は経過していてCMOSはバッテリ切れにより保存ができない。(そうそう…ノートなのにバッテリーパックもないモデル)
ただIE6に上げていたので、何とか使うことはできるようだ。
ただし、配信やプレーヤーにはFlashが必要。
これもかろうじてFlash9が98SEから使えるのでこれをインストール。
 
配信の前に他の人の生放送を見てみると、音声は何とか再生はできているが、画像は20秒遅れで画面が1コマ表示できる感じになっていた。
 
実際これで配信を試すと、まず配信君(SIMPLE LIVE)は起動はできても画面領域が足らないので、配信開始のボタンが押せない。
仕方なく配信画面からやってみると、配信コンソールは全て文字化け。
運営コメントを打ち込むところに文字を打ち込んで変換までは普通に表示されるが、確定後に文字化けしてしまう。
(コメントをすると問題はない)
 
流石に表示をしているのがいっぱいのように見えたが、音声は載せられるようだ。
リスナーからのコメントが送られて表示するとプレーヤーは固まるので、画像はもちろんのこと、リスナーコメントも非表示にしないと固まってしまう。
 
ただ、意外だったのが、ソフトウェア(オンボード)ステレオミキサーを使用しての配信までが本当に限界でできたことである。
MP3の再生とかは無理なので、CDをメディアプレーヤーで再生し、マイクと掛け合わせて配信はできた。
配信音質は16KHzまでが限界で、最大まで持って行くと完全に固まってしまう。
 
そんな状況ながら何とかできるこの放送に意味があるのかといわれると難しいところではあるが…ラジオ感覚な配信はできるという検証に至った。