まぁ…あるか無いかといわれればあるね。

よく、この手のソフトって効果はあるの?と思うことがあるんですが、最近こぞってマザーメーカーが盛り組んでいる省電力化機能って本当に効果があるのか…と気になってみました。
実際PCって結構電気を食うもの。
しかも、電子レンジのようにチョット使って終わるっていう訳にはいきません。
省電力になってくれれば、越したことはないですが…実際省電力化ともなるとパーツで物をいう訳です。
とはいえ、パワーもほしいけど、省電力にも励むようにするのは、難しいものです。
 
さて、話を戻して…
実際そんなところに答えようと盛り組まれている省電力化機能。
その実態は確かにハードウェアで行われていますが、機能させるには間接的にソフトが必要になります。
丁度、24時間稼動させているGIGABYTEのGA-G31M-S2Lが、省電力を計れるようになったので試してみました。
出始めでもあったので、入手当時は対応はしていませんでしたが、BIOSアップデートで「ENERGY SAVER」が対応になったのと、それを機能させるためのソフト「EASY ENERGY SAVER」がリリースされていたので、導入した次第です。
 
BIOSアップデートののち、インストールをして起動させると、DYNAMIC VOLTEGEとDYNAMIC FREQUENCYの項目。
前者はCPUの電圧を3段階に分けて低電圧にする機能、後者はベースクロックを変動させるのか何なのかよくわからない…。少なくともFSBにもCPUクロック、消費電力にも変化は見られなかった。
 
前者を3段階目の最も電圧を落とすモードにし、後者を一応有効にした時と、EASY ENERGY SAVER(以下EES)を使用しない状態で、それぞれアイドルと高負荷時のシステム全体の内部消費電力を比べてみると…
 
※XEON3040自動設定かつノーマル環境
 
▲EES未使用時
アイドル最低47W
高負荷瞬間最大73W
 
▲EES使用時
アイドル最低44W
高負荷瞬間最大59W
 
最低3W、最大で14Wの差がついた形で省電力化がされていたのを確認できました。
アイドルタイムが多い分では、効果は薄いものの、処理中の効果は期待できるところでしょう。
 
逆に安定性や演算性の低かはあるのか…という点では、導入時の再起動から5日間連続稼動をしていますが、問題なく稼動を続けているのと、電力計測の際に使用した負荷をかけるソフトは、CRYSTALMARKを使用したもので、スコアには誤差レベル(400程度)は厳密にあったものの、ほぼ演算性に影響はないといえるものでした。
こういうメーカーの取組は有り難いものですね。