Atomは欲しかったな

Intel Atomとは、モバイル省電力CPUの新ブランドで以前は「Silverthorne」や「Diamondville」と呼ばれていたCPUでAtomプロセッサは「Silverthorne」「Diamondville」というコードネームで呼ばれていたもので、小型・省電力の組込み型デバイスMID(Mobile InternetDevice)やUMPC(UltraMobilePC)向けに、新規設計した新マイクロアーキテクチャを採用されている。
 
Core2 Duoで持っているSSE/SSE2/SSE3/SSSE3と互換性のある命令言語セットを持ち合わせている。
その他、EM64T/HyperThreadingやDualCoreモデルも組まれる。(現在はHT付のみ)
製造プロセスは45nmで高電導high-k使用。
25平方mmに4700万基のトランジスタ
ちなみに、同45nmのCore2 Duoだと107平方mmで41000万基。
1平方mm辺りではCore2 Duo(45nm)の約半分になり、TDPは1〜4Wという超低消費モデル。
 
このAtomプラットフォームの他、AtomプラットフォームのIntel Centrinoプラットフォーム(無線LAN搭載環境)に当たる「Menlow」と呼ばれていたものは「Intel Centrino Atom」と総称している。
 
 
と…長々としたものは置いといて、簡単に言うとモバイルでネットを楽しめる環境用に作られた、超低消費・低コストCPUな訳です。
 
で、組込み済み(実装済み)の形で初めて搭載したIntel純正マザー「D945GCLF」が4日に発売された訳ですが、これ、まず仕様はminiITXで、チップセットはi945GC+ICH7。
搭載CPUはAtom N230(1.6GHz/L2:512KB/FSB533MHz/1Core/HT/TDP4W)。
(実動作クロック等のスペックは上位のN270と同様で、N270だとTDPは2.5W、低消費C3/C4ステート、EISTが有効と言った具合に、消費電力関連があるか無いかという点。
BGAの為、実装形で換装は不可)
CPUはファンレスだが、NBにはファン付き。
 
DDR2 DIMM PC4200/5300が1本迄。(MAX2GB)
VGAサウンド、10/100LANがオンボード
拡張スロットはPCI1本。
SATAが2ポートとIDE(ATA133)が1ポート。
 
そして価格は約8000〜10000円程。
 
安い。
点けっ放しマシンにはモッテコイ!
入荷難である事は分かっていたが、代理店に問い合わせてみると、やはりない。
次回入荷は7月予定で、現在庫は全て割り当て済みになってしまっている。
 
そんな中、同じくAtom N230を搭載したキューブベアがAOpenから7月下旬に発売される様子。(価格未定/型番LE200)
ノート向けの光学ドライブが1台、PCI(ロープロ専用)1ポートを搭載可。
3.5/3.5シャドウを各1基備える。
電源容量は150W。
マザーの仕様は同一。
 
更に上位モデルに、DualCoreのAtomGbE、5.1chサウンド等を搭載した「LE210」が登場の予定で時期・価格は不明。
 
後は価格次第だけど、この低消費・低コストには魅力を感じる。