RAMDISK 32bitOSでも4GB越え

以前の職場のT氏から、Gavotte Ramdiskを教えてもらい、既にこの存在は知っていたんですが、どうやらこのGavotte Ramdiskを使ったデモをしているショップがある様です。
 
Gavotte Ramdiskは、物理メモリをRAMDISKやリムーバブルRAMDISK等にして、扱えるソフトですが、例え32bitでもハードウェア(マザーボード)が認識できているメモリ領域いっぱいに、扱う事ができてしまうソフトです。
 
デモ内容はこんな感じ。
(以下、AkibaHotline!)
 
32bit版Windowsで12GBのRAMディスクをデモ中
 
12GBという大容量RAMディスクを構築した32bit版Windows XP環境のデモがT-ZONE. PC DIY SHOPで行われている。デモPCは来店者が自由に操作することが可能だ。
このRAMディスクはOS管理外領域をRAMディスク化できる「Gavotte Ramdisk」を利用したもの。
デモPCには4GBのメモリモジュールが4枚搭載されており、合計16GBのうち12GBをRAMディスクとして使用している。
現時点では4GBのメモリモジュールは入手しにくく、個人でここまで大容量のRAMディスクを構築するのは難しいとあって、今回のデモは注目と言えるだろう。
なお、使用しているメモリモジュールは同店スタッフの所有物で、店頭では販売していないとのこと。
また、HDDには世界最速をうたうWestern Digitalの10,000rpm製品「WD3000GLFS」を使用している。
 
 
 
ラプトルはどうでもいいんですが、4GBモジュールを4本(計16GB)ってのがスゲー。
で、以前使った感じからすると(なんか前にも書いた記憶が…)、RAMDISKにしてはやや遅いです。
確かにHDDと比べると激早なんですが、同じRAMDISKとして、別ソフト上でのものと比較すると、RAMDISKベースでみて30〜40%遅いです。
正確なデータをとった訳でもなくタダ比較しただけなんで、掠れた参考程度に見てくれれば良い程度ですが、IODATAで出しているRAMPHANTOMと同環境かつNTFS/標準アロケーションで、CrystalMarkを走らせると、RAMPHANTOMではシーケンシャルリードで96000スコアに対し、Gavotte Ramdiskでは65000スコアだった様な。
まぁ、これだけでも十分早いのでいいんですが。
 
このソフトのネックな所は、作成したRAMDISKのバックアップ機能が手動な事。
なので、常用するに何かのソフトをインストールさせて置くよりは、一時的な作業ディスク程度に考えた方が無難です。
ちなみに、何故このソフトだけ32bitの壁を越えられるのかというと(技術的な事は理解していませんが)グラボのVRAMを扱う様に、IOベースで扱わせる設計だからだとか。
なので、マザーボードが認識できる容量なら限り無く制限はないようです。
 
これで、ちゃんと物理メモリとして扱えれば最高なんですけどね。
 
※OS許容外領域を使用するには、予め設定が必要な場合があります。