Athlon64X2 3800+

1万円を切るAthlon64X2 3800+ですが、AMDの本格価格的な価格改定が入りさらに安くなりました。
1万円を完全に切る状態で、シングルコアがお高く見えてしまいます。
価格的にはX2ラインナップの一部はこんな感じ。
3800→7000〜9000円
4000→8000〜12000円
5600→18000〜21000円
6000→21000〜23000円
うちでも明日からの改定で、この枠に収まっています。
んー…E6600と5600+でおおよそ同じくらいの性能比に対して5000円以上の価格差をつけて安くなってます。
AMD690Gチップセットも使用して見た感じは良い出来で、特にVGAエンジンはRADEON X1250という形で認識するオンボードVGAですが、試しに3800+と組み合わせて見た所、大航海時代オンラインベンチでノーマル測定(800×600)→206、FF(3)ベンチで→L:3550/H:1692という程3Dゲームがとりあえず快適に出来るレベルです。
しかもAMD690GであればHDCPにも対応していますので、カナリ売りポイントの高いチップセットですね。
5万円以下の格安に仕上げてもこの能力にはオドロキです。

前置
データを取り損ねてしまいましたので正確なデータの裏付けを公開できないでいます。
 
さて
Athlon64X2 3800+(2.0GHz/512kB×2)
Celeron440(2.0GHz/512kB)
の2つのCPUをCrystalMarkにかけてみたところ、ちょっと気になる結果か出ました。
 
構成
Athlon64X2(2.0GHz)
M2A-VM(AMD690G)
DDR2-667 1GB
 
Celeron440(3.0GHz/OC)
P5B(P965)
DDR2-800 256MB×2(DC)
 
ALU(64X2はデュアルコアで計測)約14000台で同等、FPU(64X2はデュアルコアで計測)約17000台で同等と見れる数値が出たのです。
Celeron440は3GHzにOCしているとはいえ、デュアルコア計測とシングルコア計測ではシングルのおよそ1.8倍に近いハンデが出るものですが、Celeronが追いついてしまったという結果に。
つまりどういう事かというと、3800+をシングルに概算するとALUが7800に対し、440を定格で概算すると9400という事になります。
シングル性能はCeleron440の方が早く、OCしてしまうとデュアルコアに匹敵できる性能をもつ事がいえます。
価格的にはどちらも同じ様な価格ですが、これは用途で選ぶべき部分にもなりますね。
 
ひたすらネット、ゲーム、ビジネス用途、シングルスレッドでしか対応できないエンコードを使用するならCeleron440、マルチスレッドに対応したエンコードや、ソフトウェアTVキャプチャ、といった形ならAthlon64X2 3800+をといったところでしょうか。

ちなみに温度的には3800+では周囲22℃で、アイドル24℃、高負荷27℃という低発熱ぶりでした(リテールクーラー使用)
 
しっかし、ちゃんとデータを抑えて置けばよかったなぁ…と今更ながら思うわけですが、今や手元にないのでゴメンなさい。

でもこの1万円を切る形ではセカンドマシンどころかメインマシンとしても十分な性能でしょう。