売れない(主要)パーツ

さて、昨日の引き続きで、売れないパーツは?という事であげて見たいと思います。
あくまでも主要パーツからではなので、パーツ全域で見れば売れてる方ではあります。
 
まずはCPUで、Athron64(AM2)。
売れ行きとしては良くないですね。
(それをいったら、CoreDuo、CoreSolo、Turion64X2(は特に)ですが、それらは組み込みにくいパーツなのでちょっと置いといて…)
やはり、AMDが価格改訂を行った事と、X2のラインナップがやっとうまく絞れて来たというところから、ユーザーが選びやすくなった反面、X2の方が選ばれやすいようです。
Core2が使えないとか、デュアルコアに対応しないチップセットがあるIntelに対して、どれでもX2が使えるAMDで、わざわざシングルを選ぶならSempronの方が選ばれやすいという背景でしょう。
Intelでは、i915系やi945系(R2.0ではない方)での利用がまだある為、Core2に移行するに足踏みしてしまうユーザーが、安くなったPen4やPenDを選ぶ事がまだ続いているので、CeleronD、Pentium4、PentiumD、Core2と幅広い購入層が見えます(ある種インテルはここまでマーケティングを考えていたのだとしたら恐ろしい…)
 
次にHDDでは、160GBモデル。これは全メーカーですね。
今となっては1GBあたりを換算すると250GBが一番お得感があり購入されやすいモデルですが、160GBだと250GBと比べて500〜1600円程度の違いから、250GBもしくは320GBが選ばれてしまいやすいのです。
80GBモデルは6000円あれば確実に買えるので、低価格性を重視されていて選ばれる事はあっても、160GBは250GBを前にされると、やはり中途半端というイメージな様です。
(特にATAタイプは)
 
そして、VGAではX1900XTX、X1800XTです。
これはもう見れば分かりますが…価格が変だからです。
X1900XTXよりX1950XTXの方がモデルは上位で、かつ安いから。
これはもう原価自体に問題があるまま来てしまったので、どうしようもないのでしょう。
X1800XTもX1950GT、X1950PROを前に先ほどと同様、価格と性能は反比例にあるので選ばれるのがかなり難関です。
ただ、X1900XTXよりは価格が低いので在庫量で見ればまだ全然良い方でしょうが。
ATiとしては、コスト整備のなっていない状態でのリリース同然でしたので…(X1800XTやX1900XTXはGF7800GTX対抗でしたのでリリースが早かったのと、GF7900GTXで頂点を奪われた挙句、DDR4搭載という点だけの違いなX1950XTXでは価格比較されてしまい、X1900XTXが残り過ぎてしまった)無理もないかと。

 
マザーボードでは、MSI P965Neo-F(Neo2-FI)ですね。
こちらも同じ様に、価格が微妙なのです。
価格は14000〜17000円なので、ECS のP965T-AやASUS P5B等、他社製品の方が目立つ要素があるのに対して平凡過ぎている分、選ばれにくい様です。
後期版ではPCI-Ex4スロットも付きましたが、こちらが付いているからと言ってもまず一般ユーザーが使う事はありませんし、これならPCIスロットでも、もう一本付けてくれた方がよかった様な…。
機能自体がシンプルなので、安定性は良さそうですが、タイプ的にはどっこいなASUSP5Bと比べられてしまう様です。

最後に光学ドライブ
もう、言わずと知れずなBDですね。
誰が買うの?こんな高いメディアのドライブ。
まずHD-DVDもそうですが…
ドライブが高いし選べない(ラインナップやリリースとしては選びようがない)、メディアが高い、ハイビジョンデジタルに拘る事もなければ、拘るならレコーダーで事は済む、また規格がバラバラ、DVDで事が足りる…等々、正直利点がありません。
ただ、いずれは時間の問題なので、これは今はしかたのない物ですね。