QCAM PRO9000とLifecam cinemaの使い分け

最初にオマケ(ぇ

祝「冬の大三角形」イベント ハードモード 1140kmで逃げ切り達成!!

さて、ニコ生を約5ヶ月やってはいるが、時折リスナーから神画質とお褒めの言葉をいただく。
やっている中で、一人細々と調整を取りつつやっている身としては、うれしい言葉である。

自分が使用しているカメラはQCAM PRO9000とLifecam cinemaの2つがメイン。
他の配信者なら複数のカメラは何画面という感じで、あくまでも「サブ」の使い方になることが多いのかもしれないが、僕の基本はどちらか1つである。

ニコ生においては配信PC→ニコ生配信サーバ→エンコード→受信となるわけだが、クライアントの上り回線が細くても太くてもどちらとも変わらない。
1放送に割り当てられている転送量から見ていると上り最大約500kbpsが上限のようだ。
固定BB回線ならともかく、データ端末のようなモバイル回線では、その殆どは320kbpsが上りのピークにありやすい。

実際に使える上り量から映像:音声に割り振る訳だが、ニコ生では画質:フレームレート:音質の3対比で割り振らなければならない。
音質を極端に落とせば水の中のような音声に、画質ならばモザイクに、動きなら紙芝居になってしまう。
また明るいと暗いとでは、データ転送量も変わってくるし、BGMを乗せるかどうかでも変わってきてしまう。
妥協するところの境を決めて、その場その場での調整をするか、完全に妥協するしか方法は無い。

前フリが長いので細々としたものは省略するが・・・w

このPRO9000とcinemaのカメラ2つを昼間・夜間で使い分けている。
PRO9000で撮影し配信のうえ、実際に流れている画質はこんな感じ。
なお、環境はいずれも640x480、音質8kは変わらない。

PRO9000

天候は晴れで空の色加減が自然に出ている。明暗がはっきりしている所はシャープ感が出るが、日陰などはカラーパレット欠損によりモザイク状態になり始める※画質設定10

PRO9000

天候は曇りで実際の空の様子に近いが道路端・前方景色はコントラストを失い暗くなってしまっている。※画質設定30

PRO9000→明るいところでは神画質だが、明暗が混じるところや暗いところでは得意としない傾向がある。
※現在PRO9000はwebcam PRO9000というモデルで販売されているが、HDに対応したことと正式にwin7対応、RightLight2対応というだけ。ただし価格は若干安くなっている。

cinema

露出自動なので白飛びしやすい欠点と赤光に強く反応してしまう欠点はあるが、全体的に真っ暗になりすぎていないので夜間の感じが捉えることができる。※画質設定65

cinema

夜間の加速時などのカラーパレットに変更が薄く、フレーム補完が変動しやすい場合は、加速感が捉えられる。※画質設定72

cinema

周囲の光があまり無いところでも、まるでHIDかのように撮影ができる。また、空と景色・光の届きにくい側道の撮影ができる。※画質設定70

cinema→明るいと白とびしやすく調整しにくいので昼間の屋外などでは向かないが、暗いところでは暗いなりの明暗が捉えやすい傾向がある。


もっともいずれも同じ環境で同じ設定で同じ場所の撮影をしないと比較なんてできるものではないが、それぞれの長所・短所を切り分けてあわせる事が一番の近道だと思っている。