P35はアクロニスを受付けない?

メーカーの既製PCは工場出荷常態に戻す為のリカバリーがあるが、自作にはない。
自作では自分でリカバリーをさせる事ができる。
主に市販のソフトを使うというのが手っ取り早い方法。
例えば、Norton ゴースト(GoBack)等がこれにあたるが、金額的に約1万円。
自作ユーザーだと、リカバリーソフトに1万円かけるなら、全て再インストールした方がいいと思うかもしれない。
しかし、実際使えるまでの再構築にかかる手間と時間を考えれば、あれば便利というところ。
 
現状からリカバリーディスクを作成させるソフトはそう珍しくはない。
安価で、特にBUFFALOパッケージの内蔵HDDに添付されがちなのが、TrueImage。
今は廉価版という形で、ソースネクストパッケージ(1980円)でリリースされている。
今のところ、ソースネクストパッケージだと、シリーズ9のパーソナル2という形でリリースされている。
VISTAへの対応は切り捨てられているので、システム上からリカバリーを作成させるには、製品からブートの後、同社の独自OSから使う事でも一応使える。(非サポート)
 
しかしここに大きな落とし穴があった。
新しくリリースされた、Intel3チップセットのP35チップセット搭載マザーを利用(MSI製P35Neo-F)して、今回リカバリーディスクの作成を挑んでいるが、全くと言っていいほど本製品からのブートどころか、別マシンにHDDのみを接続して作成したリカバリーディスクが一切けられてしまう。
 
蹴られると言うのは、主にブートさせようとすると、アクロニスローダーを起動したと同時にリブートされてしまう。
これにはBIOSも絡んでいた事もあり、BIOSを最新版にしてみたが、アクロニスローダーをある程度は読んでもだんまり停止をしてしまう。
 
どうやら、チップセットに依存してしまいやすいようで、アクロニス同社の最新パッケージであるシリーズ10を使用しても同じ症状が出る。
恐らく正確にはチップセットに依存という事ではなく、ブートイメージに収録されているコントローラを認識で規定ない様子。

仕方なくあきらめる事になった。
 
他のソフトはないかと見ると、意外にもライティングソフトではわりとバンドルされている事が多いB.H.A社のB'S GOLD。
今回は併せてB'S GOLD9BASICを使用してみると、リカバリーディスクはシステム上からでも作成が可能だったが、いざ作成したリカバリーディスクからブートさせると、ブートはするものの、CD-ROMドライブが見つからないとされリストアができない。
これに関しては、ドライブコードの問題があげられていたものの、最悪な事に、IDE(ATAPI)が、別コントローラになっているようなマザーでは、対応ができていないという始末。
SATA接続の光学式ドライブに変えても、その症状は変わらなかった。
 
最終的にGoBack12でリカバリー領域を作る事で事で落ち着いたが、残念な事に安価なソフト(1万円を切るソフト)はないとみて良いかもしれない。